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本当に「不思議な体験」パート2

「中国に太極拳の勉強に行くんだが・・・」と空手の先生に聞かされ、思わず「私も行きます!」と言い、初めての中国に行くことになりました。指導してくださったのは、70歳過ぎの陳式太極拳 馮(ひょう)志強老師でした。

私が長年学んできた極真空手は、組手になったら親でも叩き伏せなさいといわれるほど、厳しい勝負感を持っています。私は、中国語は全く分かりません。稽古の時間になり、太極拳の馴れない動きを真似して稽古していると、老師が私を指差し何やら言っています。

通訳の人が「そこの若者と組手をしよう」と言うのです。私は「分かりました」と前に出ました。その老師はただふわっと立っていて構えませんでした。私は、「遠慮はしない」と思い、老師にローキックをぶち込もうと思い、ファイティングポーズを取り「よし!」と攻撃に行こうとして不思議な体験をしたのです。

「・・・・・・・・・・・・・・。」うっ、動けないのです。まるで蛇ににらまれたカエルの状態。勝負になりませんでした。生まれて初めて組手で動けない体験をして「内なる力」を学び、帰国後、極真空手を辞めました。

老師は「鍛錬をして、自分の体を鍛えるのは良い。しかし、稽古の後は親から頂いた体を大切に癒しなさい」と言いました。又、中国では信奉者も多い立派な先生なのですが、人間としてすばらしいのです。常に身を低く相手の立場を考えて行動してくれるのです。日本人の生徒が病気になれば、いち早く薬を買って渡したり、通訳の人が一人寂しく食事をしていれば、何気に隣に座り話しかける・・・。

「武術の鍛錬は、人間幸福の道」と言わんばかりに、自分を律し他人に優しいのです。私は、老師に負けたのは「人間力の差」であるとつくづく感じました。老師より学んだ3つのことは・・・。

1,「自分の身体を大切にする事が、親への感謝につながる」

2,「自分を甘やかさず律する、そして、人に優しくする事により人間の器は大きくなる」

3,「大切なのは技術力より人間力、人間的魅力に人は集まる」

DVから母親を守る、自分の身を守る為に始めた武術ですが、最後は、自分の「人間力」を高める事が目的となりました。「人間力のある人」になれば、喧嘩や戦いは生まれませんね。世界には化け物みたいな人が沢山います。「人との出会いが人生を変える」という事をしみじみと感じた不思議体験でした。

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空手」カテゴリの記事

コメント

う~む、動けない体験云々のところは、
私が、もっとも興味深いところです。

多分、私が魅力を感じる何やらの「境地」
が感じ取れるからかもしれません。

投稿: ぐうたら三昧 | 2007年9月19日 (水) 09時27分

ぐうたら三昧さんへ
有り難うございます。人間って不思議ですね。エネルギーや気の力、坂村真民先生が「念ずれば花開く」と言いましたが、坂村先生は3:33分に天から気がおりる、地球が目覚めると言っておられたそうです。中国でも、早朝より気功をしています。やはり、朝の方がエネルギーが満ちています。早起きの森林での立禅や北枕もおすすめです。

投稿: みのる園長 | 2007年9月19日 (水) 13時36分

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