早期教育

学級崩壊?

「うちのクラスで死ぬ子がでるかも・・・」この一言にビックリ。今日はある小学校の先生達と飲みました。6年生の4クラス中の2クラスが学級崩壊、大変だという話でした。子供達がいくつかの小グループに分かれて、先生の言うことを聞かずに好き勝手なことをしているそうです。

高いところに上る、窓は全開してしまう、平気で出歩いてしまう・・・・・。こういう子供達は、居場所がなかった子供達であると教えてくれました。「何歳からそのような現象が始まるのですか?」と訊くと、小学1年生からだといいました。「人の話が聞けない」「友達と上手くやれない」等の現象がでているそうです。

あと、保護者が精神的に子供っぽいのだそうです。授業中にしゃべる、携帯をいじる、写真を撮る・・・。「甘やかし、育児放棄・・・」、自分の子供の現状を受け入れていないのだそうです。

私は、小学校に入る前の幼児期の大切さをまざまざと感じさせられました。幼稚園卒業までに、「子供も親も育てなければならない」と痛切に感じます。今日の新聞に、子供に友達を作ってあげたくて、近くまでバスが迎えに来て、給食もあるので3年保育にしましたという投稿がありました。この意識が幼稚園選びの基本だとしたら、この日本はどうなってしまうのでしょうか。

子供を生んだ時が「産みの苦しみ」ならば、幼児期の6年間は「育ての苦しみ」です。この苦労があるからこそ、人は育っていくのです。この時期から、子供だけではなく、親を甘やかしてはいけません。大変とは「大きく変わる」と読みます。大変な時期を経験しないと、親として成長することが出来ないのではないでしょうか。

今、小学校や中学校の先生方は、大変な思いをしていると感じます。私達幼児教育者は、子供と保護者を育てて、次の小学校にバトンタッチをする役目があります。幼児教育者と親達が、真剣に子供の将来を見つめて行動に移さなければなりません。幼児教育の在り方が、その後の子供達のあり方を決めてしまうと言っても過言ではありません。

学級崩壊の芽は、既に幼稚園時期に作られていると感じさせられました。

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生まれてきてよかった。

アドラー心理学を使って子育てをしているAさん。小学校1年生の子が夏休みの宿題で書いた読書感想文です。少し長いですけど、皆さんに読んで頂きたくて全文紹介します。

「私は千さいまで生きたい」この本をよみおわったあと心からそう思った。そのことをお母さんにはなすと、お母さんは、やさしいえがおでうなづいてくれた。ほかの人は「千さいなんてないよ」とわらった。でも、お母さんは「とってもうれしいな。ありがとう。」と言ってくれた。

 この本に、「いのちは自分のもっている時間だ」とかいてあったけど、ほんとうにそうだなあとジーンときた。どうしてジーンときたかというと、そのとき、お母さんのことばをおもいだしたからだ。 私のいのちのはじまりは七年前、お母さんのおなかの中ではじまった。お母さんは、その時のかんどうや、うまれてきた時のこと、そして小さかったころのことをよく私にはなしてくれる。そして「うまれてきてくれてありがとう。いてくれるだけでしあわせなの。だいすき。」って私をだきしめてくれる。なんだか、とってもあんしんして、心があったかくなる。

 私は、自分がどんなふうにうまれてきたのかおぼえていない。でも、お母さんがいっぱい話しをしておしえてくれる。それに、いもうとがうまれる時、おなかの中でどんどん大きくなっていくところや、うまれるしゅんかんをみることができた。とってもかわいくて、うれしくて、すごくて、すごくかんどうした。その時、いままでよりも、もっともっと、いのちのたいせつさがわかった気がしたし、うんでもらったことにかんしゃした。そして、じぶんがうまれてこれたことが、うれしくてうれしくてたまらなくなった。

 いま、私は六さい。六年のあいだ、いろんなことがあった。かなしいことや、くやしいことがいっぱいあった。でも、それよりも、たのしいことやうれしいことがいっぱいあった。これからもいろいろなことがあるとおもうけど、この本にでてくるみんなとおなじように、これからもいままでみたいに、生きていけることのうれしさをかんじて、げんきにいきていきたいとおもった。

 いのちがあるだけですばらしいんだよね。しっぱいもたくさんするかもしれないけど、じぶんのいのちを大きくするんだとおもってバンザイするよ。どんなことがあっても、じぶんのことダメだなあっておもわないよ。だって、あいされていのちをもらったんだもん。

 お父さん、お母さん、そしてみんな、いのちをありがとう。ぜったい、たいせつにするよ。そして私もおとなになったら、赤ちゃんをうんでお母さんみたいになるよ。いまの私みたいに、じぶんのこどもがうまれたら、その子がいまの私みたいに、うまれてきてよかった。いのちをありがとう。とおもえるように、たくさんのしあわせをあげたい。もちろん、お父さん、お母さん、みんなにもこれからたくさんのしあわせをあげたいな。ありがとう。いのち。うまれてきて、ほんとうによかったっておもっているよ。せかいのみんなが私みたいにおもってくれるとよいね。

これは、生まれて6年しか生きていない子供が書いた文章です。皆さんは、この感想文を読んで何を感じられましたか?コメントをお寄せいただければ、嬉しく思います。

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「早期教育」をやる際に注意してほしいこと。

「音楽を通して、美しい心が分かる人間育てたい。そして、この世の中から戦争を無くしたい。」との崇高な目的を持って、幼児教育を始めた人がいます。

彼は、生涯子供には恵まれませんでした。朝は、3時に起きて全国の子供達から送られた来た録音テープをチェックし、テープから流れてくる彼らの心を聞き取るという姿勢を持ち続けました。彼が、若き日の頃、トルストイの「自らを欺(あざむく)く者は、他人を欺くよりも悪い」との言葉に衝撃を受け「一人でも多くの子供を立派な日本人にしたい」と命を懸けてその人生を生き抜いた人。彼の名は、スズキメソッド創始者の鈴木鎮一(しんいち)先生です。

彼自身は、「早期教育」を受けてはいません。勿論、井深 大先生も、七田 真先生も、公文 公先生も早期教育を受けてはいません。先生方が素晴らしい教育法を創られたのは、「全ては愛=弱い人を救いたい、世の中を良くしたい」との目的があったからです。

しかし、その教育法を学んだ先生や保護者の中には、「うちの子は、こんなに出来るようになった」「このカードの使い方は」「どのように子供を育てるか」という子供の成長や方法などの手段が目的になっているような気がしてなりません。

私の知り合いで、幼少期より七田式の素晴らしい教育を受けて、高い能力を身につけた子供がいます。東京の優秀な子供達が集まる教室に、片道2時間をかけて通いました。しかし、残念なことに、その後不登校になり、人間関係が上手に築けない子で思春期を迎えてしまいました。七田教育が、悪いのではありません。それを受ける側の目的が誤っていたのです。

私は、カウンセラー・幼児教育者として長年この道を歩いていますが、幼児教育で成功して、人生で失敗している人達を沢山見てきました。このあたりで、今一度「創始者の目的と心願」の原点に戻り、素直な心で、正しく、楽しく、感謝して学ばせて頂く必要がないでしょうか。

人生には「目的」があります。どんなに正しく、素晴らしい方法を学んでも、「目的」を誤るといい結果は出てきません。「這えば立て、立てば歩めの親心」と言いますが、子供が生まれ出てきたあの瞬間を常に心に留めて「何のために?誰のために?」をもう一度確認して「早期教育」を利用したいものです。

「戦争をしない人に・・・、人の役に立つ、立派な日本人を育てたい」とこの世の後輩達に想いを託して亡くなっていった鈴木鎮一先生の心願を「先生!お父さん!お母さん!」と呼ばれる人達こそが受け継いで行きたいですね。みんなで、この国を良くしていきましょうね。一人の100歩より100人の1歩が大切です!

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